野菜は今の半値になる?消費者が本当に求めているのは?

半値になるという野菜のカラクリ

様曰く、野菜は今の半値になるそうです。

先日は東京で安部司さんの加工食品診断士の講座でした。

あなたは安部司さんをご存知でしょうか?「食品添加物の神様」と異名を持つ食品加工のスペシャリスト。

冒頭の神様というのはこの食品添加物の神様のことです(笑)

懇親会で熱く語る安部さん

 

昔、石井のミートボールが流行ったときにその半分以下の値段でミートボールを作ろう!という企業の依頼を受けて、実際に、半値以下でミートボールを作って大ヒット商品を生んだ人です。

この写真はイメージです

簡単!

安い!

オイシイ!

パックに入っていてお母さん達がこぞってそのミートボールを買い求め、晩御飯に、子どもたちのお弁当に使われまくりました。

とある日、日本の食卓を席巻したそのミートボールを安部さん自身の食卓にも出されていたんです。

そして、娘さんがオイシイ!と言って食べている様子を見て、ヤバイ!と強烈な危機感を覚えたそうです。

開発した本人ですから、どんな肉を使ってどんな添加物・化学物質を使っているか十二分にわかっているわけです。

そこから、今のように加工食品や食品添加物の裏側を話されるようになったんですね。

身の毛がよだつ話を毎回聞かされるので、かなり絶望できてお勧めです(笑)

で、昨日の話も面白かったんですけど、1つの問題定義として伝えたいこともあったのでこの記事を書こうと思いました。

安部さん曰く、野菜は今の半値になるそうです。

野菜の質がまったく変わらなくても。半値になるそうです。

たまねぎ1つが80円だとしたら40円になるし、人参一本48円だとしたら、24円ぐらいになるかもしれません。

このカラクリ、何でだと思いますか?

野菜が採れてから消費者のもとに届くまでにはこんなことも

菜ができて消費者が買うまでの流れをイメージしてみてください。農家さんが、土からお野菜を育てられてそれを出荷しますよね。

そして、スーパーやお店で並べられてお母さん方がお野菜を買われます。

この出荷するときに非常にコストがかかる作業をしているんです。何だと思いますか?

それは、選別です。

スーパーから形やサイズ、重さを指定されてくるんです。

そして、そこからプラスチックの白いパックに入れてラップをされるように指定される所もあるそうです。

80gの玉ねぎを4個で320gにしてください、とか、100gの人参を2本で袋詰めしてください、とか、です。

実際こんな感じで並びますよね

この重さをはかり、形を合わせることをするのは時間がかかりそうだと思いませんか?

土がついていたら重さが変わりますから、しっかりきれいに洗わないといけなくなります。

基本的に、野菜は大量につくって大量に販売しますから、重さをきちんとはかったり、1つ1つ手作業でやっていくと大変です。

そういう機械、設備を用意しなければいけなくなります。

野菜の重さを測ってきれいに並べて袋詰めやパック詰めをする機械、いくらすると思いますか?

、、、、

、、、、

3,000万円だそうです。

ビックリしますよね。

大手の流通に乗せるにはこういう設備が必要になるわけです。

そして、トラックで運ばれて各地のスーパーにつき、店員さんが野菜をきれいに並べて僕らが買うわけですよ。

この3,000万円が野菜の価格に乗っかってるんです。

でも、よく考えてください。

スーパーが野菜をきちんと重さを測ってサイズを合わせるように指定をするのはなぜでしょうか?

野菜の値段が高くなるのは消費者の真のニーズに基づいている

安部さんも1つ実験をしたそうです。

馴染みの農家さんのところにいって不揃いな野菜をそれなりに重さが合うようにして、小、中、大、ぐらいで人参を袋詰めをして馴染みのスーパーにコーナーを作ってもらって、実際に販売しました。

もちろん、価格は安くしています。

このとき、馴染みの農家の社長さんは「フフフ、安部ちゃん やってみなよ」と笑っていたそうです。

結果、どうなったと思いますか?

全然、売れなかったんです。

そして、きれいにパック詰めされた野菜の方が高いのに、そっちの方が売れる。

そして、不揃いの野菜を並べていたコーナーはお客が品定めをするので、売り場も荒れてしっちゃかめっちゃかになったそう。

それが、現実だったんです。

スーパーも野菜を販売するなら安くした方が売れるってわかっていますよね。

もちろん、安かろう悪かろうじゃあダメですが、同じ質だったら安いに越したことはありません。

しかし、僕ら消費者が本当に欲しがっているのは、安いお野菜よりも、きれいな見た目で分かりやすくされている袋詰め、パック詰めされている野菜なんですね

僕らはきれいな見た目、おいしそうな見た目、使いやすさ、分かりやすさ、を求めているんです。

それが、スーパーなどの小売業の人に選別や定貫(重さをそろえる)、包装のニーズを作り、それが、お野菜を出荷されている農家さんへ設備投資の必要を生んでいるんです。

そして、そのお金は取り戻さないといけませんから、お野菜の値段に反映されるんです。

一般的に、物の値段を決めているのは、生産者、販売者の理由という氣がしてしまいます。

しかし、実は、値段を決めているのは僕ら消費者だったんです。

ビックリしませんか?僕はビックリしました。

野菜を選別する機械があることもその設備が3,000万円することも知りませんでした。

今回は野菜の話でしたが、どんなものにしてもそうです。

今は情報公開がある意味進んでいます。しかし、その分、複雑になって分かりにくくなっています。

サプリメントもそう、健康食品もそう、一般的な加工食品もそうです。

良いものを選んで、負荷の少ない仕組みを作っていきたいです。

消費者としての在り方が試される時代です。

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ABOUTこの記事をかいた人

1981年生まれ、元看護師、青年海外協力隊として発展途上国での活動で常識が大きく変化し医療の限界も痛感。人が健康に生きるには自然な食べ物や環境が大切だと氣づく。帰国後、潜在意識や量子力学について学びコーチング・コンサルティングを行う。好きな食べ物はから揚げ。