ついに7月がやってきて、
これから本格的な夏到来でしょうか。
気温が高くなると虫もいっぱいでてきます、
中にはお部屋でゴキブリに遭遇する人もいるかも。
ゴキブリ退治と言えば、ホウ酸団子ですが、
他にもめちゃくちゃ効果があるものがあります。
それはなんと、マーガリン。
ゴキブリは雑食なのでなんでも食べるのですが、
なんとマーガリンは食べないんですね。
バターはもちろん寄ってきて食べるのですが、
マーガリンは避けて通るそうです。
なんで食べないかというと、もちろん体に悪いから。
ゴキブリもマーガリンを食べると死んでしまうのですね。
マーガリンは植物性油が原材料です。
バターはもちろん動物性。
そのため、植物性の方が健康的なイメージもあります。
さらに常温で溶けずに、オーブンや電子レンジで
温めるときれいに溶けていくので重宝します。
パンに塗るのはやはりマーガリンという方もいるでしょう。
ですが、マーガリンは植物性油を原料に
【水素】を人工的に添加した油です。
バターとどちらが自然かというと、
有無をいわずバターですよね。
植物性油に水素を添加すればマーガリンになる。
これはほとんどの方がご存知ですが、そこから
さらに水素を添加していけばどうなるか知っていますか。
【プラスチック】ができるのです。
つまり、マーガリンというのは植物油を原料にして
プラスチックを作る前の段階とも言えるでしょう。
『 植物性プラスチック = マーガリン 』
ということですね。
植物性油に水素を添加した油全般を
トランス脂肪酸と呼びます。
一般的なトランス脂肪酸はマーガリン、ショートニング
ファストスプレッド、などがそうですね。
これらの油、特にマーガリンですがある特徴があります。
前述しましたが、常温で溶けにくいということです。
バターは基本的に10度以下の冷蔵保存が望まれます。
常温でもゆるくなったり、暑いときは溶けてしまいます。
しかし、マーガリンは常温でも溶けにくいのです。
そのため、輸送する時や保管するときは非常に便利。
運搬コストを下げるためには持ってこいですね。
ここで、良く考えてみてください。
人間の体温は36.0℃~37.0℃が一般的です。
これは、バターなら間違いなく溶けていく温度ですが、
マーガリンなどのトランス脂肪酸は溶けていくでしょうか。
さらに、学校給食用のマーガリンや製菓用のマーガリンなど、
保存を簡便にするためさらに融点(溶ける温度)を上げるよう
加工されているものもあります。
常温でも溶けにくい油はもちろん融点が高いわけで、
人間の体温でも溶けにくいかもしれません。
それが体の中に入るのですから、
固まりやすくなるのは
イメージがつきやすいと思います。
現にトランス脂肪酸は心筋梗塞や狭心症などの
心疾患の原因になるといわれ先進国の多くで
かなり規制がかかっています。
また、こちらの書籍はトランス脂肪酸の
健康被害についてわかりやすく書かれています。
関心のある方は読んでみることをおすすめします。
こちらはもう少し専門的、トランス脂肪酸の
化学的な変化なども詳しく書かれています。
さて、日本ではまだまだ一般的なマーガリンですが、
実はゴキブリも『食べないもの』なんですね。
現代社会で健康を守るには自分から積極的に情報を得て、
さらに照らし合わせて判断することが必要です。
自分で買う食品を選べない子どもたちのためにも正確な
情報を知り、安心安全な食生活を築いていきたいものです。
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