藤原ひろのぶさんの講演会、終了しました。
こちらは参加者全員で記念写真。
岡山では初の講演会でしたが、50名を超える参加者が集まってくれました。
どうもありがとうございました。
今回イベントを一緒にやってくれたスタッフの友人と準備中の一枚。
最高の仲間と開催出来て超良かった!
今回、ひろのぶさんの講演会を聞くのは2回目ですが、記憶に残ったところをまとめておきます。
目次
グッドアース・藤原ひろのぶさんの講演会の聞き所
ひろのぶさんの講演会、非常に分かりやすいと評判です。
それが、何でなのか?
思うところをお伝えしようと思います。
発展途上国の現場を知っている
ひろのぶさんの良いところは、ギニアやバングラデシュなど、発展途上国で実際に会社をされていたり、スラムに行って活動をされてるところです。
だから、生の情報が、ひろのぶさんの体験を通じて聴けるんですよね。
バングラデシュのスラムの子どもたちのギフト・フードの量も増えているそうですが、よく言われることがあるそうです。
それが、「援助をし続けているとその国の人たちが働かなくなる、自分たちの力で動かなくなる」ということ。
でも、実際のスラムでは、お父さんお母さんが一生懸命働いていても、子どもの食べ物が買えれないぐらいの現状があります。
バングラデシュはファストファッションの縫製工場
バングラデシュは、縫製技術を持っている人が多くて、ファストファッションの工場にもなっています。
こういう事故もありましたよね。
ダッカ近郊ビル崩落事故(ダッカきんこうビルほうらくじこ)は、2013年4月24日(現地時間)、バングラデシュの首都ダッカ北西約20kmにあるシャバール(サバール、en:Savar Upazila、人口約140万人)で、8階建ての商業ビル「ラナ・プラザ」が崩壊した事故である[3]。死者1,127人、負傷者2,500人以上であり、1995年に韓国で発生した三豊百貨店崩壊事故を上回る大惨事になった。
僕らがショッピングモールで安い衣料品を買えているのは、彼らが安い賃金で働いてくれてるおかげでもあります。
エチオピアのコーヒー農園は1kg〇〇円で販売されてる
エチオピアのコーヒー農園の話もありました。
日本ではカフェの大手チェーン店などで、1kg数百円で珈琲豆は取引されてるそうです。
しかし、エチオピアのコーヒー農園では、なんと1kg8円で取引されるケースもあるそう。
農園では、賃金の安い子どもたちが働いているとも言われています。
安い労働力、安い原価、発展途上国の資源を利用して、今の僕ら日本も含めた先進国が豊かな生活をしています。
日本を含めた先進国が実は支援をされている
先進国は海外協力、途上国の支援という形で、資金援助をしたり、技術移転プロジェクトなどもしていますが、元々僕ら日本人がアジアやアフリカの途上国の人たちから支援を受けているわけなんですね。
僕らの生活が発展途上国の人や地球の資源の上に成り立っていることを知らなければいけないですよね。
日本の最も残念な状況は食糧廃棄
日本の最も残念なところは、大変な食糧廃棄の量です。
本の国民一人当たりの食品廃棄物は世界で6番目、アジアではトップです。
年間の食品ロス、つまりまだ食べられるのに食品が捨てられている年間の量は約621万トンです。これは牛丼一杯を400gとした場合、150万杯以上食べることができる計算となります。
日本の食品ロス約621万トンの内訳をみてみると、スーパーや飲食店などの事業系が約339万トン、家庭系が約282万トンと、家庭からも半分近くの食品ロスが発生しています。
世界中で飢餓(きが/食べ物が食べられなくて飢えること)で苦しんでいる人への食糧援助量は約320万トン。つまり、その2倍の食べ物が日本では捨てられています。
日本の食料自給率はカロリーベースで39%(2011年)と言われています。
60%強の食料を海外から輸入して、その国の食べ物をいただいていながらも、廃棄に回っているモノがたくさんあるんですよね。
これは、世界的に見ても非常に不名誉なことだと思います。
世界を変える小さなアクション、できることから始めよう
こういう状況を知れば、食べ物、着る物、使う物を大切に使いたくなりますよね。
自分の生活の範囲から離れた遠い異国の地、そこに僕らの選択が影響を及ぼしていると、イメージするのは難しいかもしれません。
でも、スーパーやコンビニで買う食べ物飲み物、ショッピングモールで手に取る服も全部つながっているんですよね。
質が低くて安い物を買って、すぐに捨ててしまうよりは、質の良い物を長く使う。
消費期限が先の物を後ろの棚から探して買うよりは、早めに終わるものから選んで買うことにする。
ちょっとした選択でも、たくさんの人が行動を変えれば、膨大なロスがなくなります。
今できることを1つずつ、簡単なコトを少しずつでもやっていきたいですね。
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