自然とは何か?「F1」がないキューバの野菜と日本の違い

先日の海外でキューバに行ってきました。

尊敬する革命家、チェ・ゲバラのアイコンが最も心惹かれる国ですが、一般的にはクラシック・カーと葉巻が有名ですね。

葉巻はこんなの。

1940年代から1990年手前まで、旧ソ連とアメリカが冷戦をしていました。

社会主義陣営であるキューバは、アメリカから経済封鎖、交易ブロックをされることになり、工業製品など全て自国にあるモノでなんとかしていくことになります。

だから、1940年、50年代のアメリカ製やヨーロッパ製の車がいまだに街中をジャンジャカ走っています。

こんなかっちょいい車がいっぱい。

 

facebookの写真アルバムに載せているので興味のある人はこちらから。

キューバのクラシックカーの写真

 

さてさて、そんなキューバですが、工業製品と同じく農作物も輸入ができず全て自国で生産せざるを得ない状況になります。

 

しかし、現代の僕ら日本人からしたら、これは僥倖だったように感じます。

 

その理由は後で説明しますので、まずはキューバの食べ物の写真を掲載していきます。

 

キューバの食事と野菜市場の様子

キューバの民宿で食べるキューバ風朝食は、野菜とハムとチーズが挟まったパン。

味付けはぶっちゃけ、塩のみです。

そして、メルカード(市場)で売られている野菜や果物たち。

バナナ。

人参やユカ。

スイカもでっかいのがあります。

ピーマンやパプリカ、ズッキーニですね。

絶対的に日本のスーパーと違うところがありますよね。

日本の野菜売り場は大体こんな感じではないでしょうか?

人参なんて分かりやすいです。

こちらがキューバの市場。

土がついているというのもそうですが、野菜1つ1つが色も形もサイズも違うんですね。

これは、種がそもそも違うから。

 

日本で主に使われている種はF1といって雑種交配1代目の種を全て使っているんですね。

 

F1の種のメリットして、サイズや形が同じにできる。収穫時期も同じにできる、病気や虫に強い野菜ができる、などがあります。

 

そのため、収穫量も安定するんです。

 

しかし、F1の種は雄性不稔性のモノもあります。

 

雄性不稔というのは、受粉しても交配しないものだったり、できた種をまいても次の種が出てこない子孫ができにくいモノです。

 

これは、完全に自然の法則に反していますよね。

F1を食べることのデメリット、不自然な食べ物はストレスになる

F1の野菜を食べると、不妊につながるという説もありますが、それほど極端ではないかもしれません。

 

だけど、不自然な食べ物には違いがないので、僕ら人間の体は無意識のストレスを感じてしまいます。

 

今や日本で流通しているほとんどの野菜がF1種なので、僕らは野菜を食べることで、ストレスを受けているんですね。

 

日本は表立ってはキレイで、便利な社会です。

 

でも、その実、人にやさしくないなかなかハードな社会になってしまっているんですね。

 

今の日本の技術力や通信手段の多様化した状況をみると、F1ではなかったとしても、個々人が自発的につながっていけばF1でなくても十分に豊かな食生活ができるのではないかと思います。

 

というのも、日本の食糧廃棄の現状はすさまじいからです。

 

平成22年度の調査で、年間約1,700万トンの食品廃棄。食べられる食品の廃棄、いわゆるフードロスは500~800万トンとも言われています。

 

コンビニの数は平成22年の時よりも増えていますから、食糧廃棄の数字も増えていると思えます。

 

加工食品に使われている輸入野菜は除外することになりますけど、そういうことを考えれば、F1種を止めて生産量が減ったとしても、全体に行き届く可能性は十分ある氣がします。

 

意識を変えていくことが何より必要です。

 

そのためにも、まずは食の現状を知ることが大切ですね。

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ABOUTこの記事をかいた人

1981年生まれ、元看護師、青年海外協力隊として発展途上国での活動で常識が大きく変化し医療の限界も痛感。人が健康に生きるには自然な食べ物や環境が大切だと氣づく。帰国後、潜在意識や量子力学について学びコーチング・コンサルティングを行う。好きな食べ物はから揚げ。