今日は、岡山でも台風直撃かと思いきや、少しそれて朝鮮半島の方に行ったみたいです。
娘の保育園の運動会だったので延期にならず、無事に見学に行って来ました。
それで、参加賞にシャボン玉のおもちゃをもらったんですね。
シャボン玉で遊ぶ用意をしてたんですが、そんなときに考えたことがあります。
失敗する声かけ、成功する声かけ
特に子育てをしていると強く思うことがあるんですが、誰かと一緒に仕事をしていたり、部下や従業員に指示を出す場合、失敗してほしくないですよね?
自分のことなら自分の責任と割り切って対応することができますが、子どもでも部下でも、自分以外の誰かに何かを頼んでやってもらったときに失敗されるとこちらも一緒に凹んでしまいます。
任せるんじゃなかったとか、何で自分でやらなかったんだろう?とか後悔してしまいがち。
人に頼むものなのでその人の能力によるし、自分の力とは関係ない、と考えてしまいますが、実はそうではありません。
人に頼むとき、指示するときのちょっとした声のかけ方で失敗を減らして、成功する確率を増やすことができます。
そこで、冒頭の話に戻ります。
うちの2歳の娘とシャボン玉で遊ぶ用意をしていました。
シャボン玉の液って小さなプラスチックのボトルに入っているんですけど、そのふたを開けたものを持ちたがるんですね。
イメージしてもらえれば分かると思うんですが、シャボンの液って界面活性剤なので、部屋にこぼしてしまうとあとが大変です。絨毯やマットにこぼされると洗濯しないといけないし、拭き掃除も時間がかかって大変。
しょうもないことですが、僕もそんな不安がありました。
で、思わず子どもに言いたくなるのが、「こぼさないでねッ」って言葉です。
もしくは、「落とさないでッ」とかですね。
潜在意識は否定形を理解できず、望まない結果を再現する
しかし、この声かけが非常に曲者なんです。
知っていましたか?
僕らは人間社会で暮らしていると必ず言葉によってイメージを想像してしまいます。
「青」といえば、青色を想像します。
「青以外の色」と言っても、青色をまず最初に想像します。
「こぼさないで」
「落とさないで」
と言葉に出してしまうとこぼした様子、落とした様子をイメージしてしまうんですね。
そして、思考は現実化するの言葉通り、余計な概念が働かない無意識レベルでイメージしたことは現実化する可能性がググっと高くなります。
僕も大人になってこのことを知りましたが、小学生の小さいころ、家で晩御飯の手伝いをしてて、味噌汁を運んでいた時に、お父さんかお母さんに「こぼさないでよ」と声をかけられて、まんまとこぼした思い出があるんですよね。
その体験があるからこそ、潜在意識の仕組みを知ったときにあ~、これだったんだ!と納得できたんですね。
で、先ほどうちの娘と遊んでいるときに、「こぼさないでね」という言葉が喉から出かけそうになる前に「しっかり持っといてね」と声をかけることができました。
してほしくない行動、自分が望まない結果を、「~しないでね」という否定形にして言葉にしてしまうと、その望まない結果のイメージが浮かびます。
上手くいった状況をイメージする言葉をかける
だから、望まない結果のイメージが湧いたときは、その逆の自分が望む結果をイメージして声をかけると良いってことです。
例えば、部下に指示をするときに失敗してほしくないなら、「失敗するなよ」、「ミスるなよ」、と声をかけるのではなく、成功した様子をイメージできる言葉かけをしたら良いってことですね。
もちろん、今やってる行為の大切さを伝えることも大事なので、失敗したらどうなるか、説明するのも必要だと思いますが、その点で同意ができていれば、それ以上に上手くいったときのイメージが持てる声かけをしていくと良いですね。
今日は、娘もシャボン玉遊びを無事に終えてこれからお昼寝です。
良かった良かった。
あと、これ自分以外の誰かに対してもそうですが、自分自身のセルフトーク(内的対話)においても全く同じなので、頭の中でグルグル回っている言葉を意識するのってやっぱり大事なんですよね。
今回は、相手に失敗してほしくないときの声かけの方法をお伝えしました。
あなた自身にも使えるのでぜひ振り返ってみてください。
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