今日はちょっとあま~いけど、
怖~いお話しです。
というのも、『砂糖』の話です。
砂糖は摂りすぎると良くないのは
皆さんご存知だと思います。
なぜ摂りすぎると良くないか、
一度まとめてみましょう。
パッと思いつくだけでも
結構出てきますね。
・太る。
・虫歯になる。
・依存症になる。
⇒イライラしやすくなる。
・体温が下がる。
⇒代謝が低下する。
・糖尿病になる。
砂糖というのはグルコース(ブドウ糖)と
ショ糖(フルクトース)が結合したものです。
そのため、一般的な食べ物と違って吸収するのに
消化、発酵、分解する必要がありません。
ということは、速攻で体に吸収されて、
体が反応するという事です。
一番わかりやすいのは
血糖値の急上昇でしょう。
ご飯やパンなどのデンプン質のものも血糖値を
上げますが、消化~吸収のプロセスを経るため、
砂糖よりは上昇が穏やかです。
そして、急激に上昇した血糖値を下げようと
膵臓からインスリンが大量に分泌されて、
今度は一氣に血糖値が下がります。
すると、
下がった血糖値によって再び、甘いものが
欲しくなるという悪循環に陥るわけですね。
これは、砂糖の依存症の
メカニズムでもあります。
太る、虫歯になる、依存症になる、と
どれもが良いことではありませんが、
現代社会で砂糖を食べるうえで
特に氣をつけたいのは、
『体温を下げる』ことです。
先進国の中でも特に日本は、がんに
なる人の割合が増加しています。
それは、『低体温』の人が増えて
いることにも原因があります。
わたし達の体は恒常性を保ち、細菌や
ウイルスなど、外からの異物の侵入に
対処する『免疫』を持っています。
大事なことは、白血球に代表される
免疫系は温度に非常に敏感なのです。
風邪を引いたり、感染症に罹ると高熱が出ることが
ありますが、これは体の自然な反応ですよね。
体温を上げることによって免疫系が活性化し異物を
除去したり、体の細胞の代謝を早めているのです。
そして、がん細胞も温度に非常に敏感です。
がん細胞が一番増殖する温度は35度で、
39.3度になると死ぬことが分かっています。
そのため、最近は温めてガンを治療する、
温熱療法というのも流行っていますね。
約50年前の日本人の平均体温は
36.8℃とされています。
しかし、今は36度台前半が一般的で
35度台の人も増えています。
がんが増えているのは、日本人の平均体温が
低下したことと密接な関係があるようです。
砂糖が体温を下げることは
知れ渡ってきていますが、
中には白砂糖は体温を下げるけど、
黒砂糖はOKという話も聞きます。
色も大切なのですが、この時に
もっと重要視したいのは原材料です。
砂糖の原材料のほとんどが、
・テンサイ(さとう大根=ビーツ)
・サトウキビ
の2つです。
このほかにも、サトウカエデ(メープル)や
ヤシ、サトウモロコシなどがあります。
甘い加工食品の中にはトウモロコシ由来の
コーンシロップが使われているものも多いです。
(こちらは遺伝子組み換えなどの問題もあり、
ややこしくなるので触れずにおいときます)
テンサイとサトウキビ、その他の砂糖の
原材料を世界の総量で割合をみると、
テンサイが81%、
サトウキビが18%、
その他、1%
となります。
ここで、1つ驚くべき事実があります。
全世界で作られている18%のサトウキビですが、
なんと、この98%が日本で消費されているそうです。
(しかし、日本でもテンサイが80%、
サトウキビが20%と公表されています)
サトウキビは温帯から熱帯の作物で
土から上になるものです。
それとは、逆にテンサイは根菜なので、
土から下に実をつけます。
医食同源の東洋医学的な観点から見ると、
・サトウキビ = 陰性
・テンサイ = 陽性
となります。
陰性の食物は体温を下げる働きがあり、
陽性の食べ物は体温を上げる働きがあります。
サトウキビが取れる地域は
沖縄など暑い地域が一般的です。
また、同じようにサトウキビが取れる
アジアの熱帯地域ではコーヒーやお茶にも
しっかり砂糖を入れて飲みます。
気温が高いところでは体温を調節するため、
サトウキビを原料とする砂糖をとって
体温を下げても良いかも知れません。
しかし、エアコンが効いている中に一日いたり、
それほど気温が高くない地域では『冷え』の
原因にもなり得ます。
多量に摂っていれば、もちろん
『低体温』になりやすくなります。
そして、砂糖の色の話に戻ります。
サトウキビからとれるキビ砂糖は
精製前は黒色です。
精製されればされるほど、急激に血糖値が
上がりやすくなるのでサトウキビが原料の
もので考えれば黒色の方がいいかもしれません。
ですが、陰性であることに変わりはありません。
そのため、黒砂糖であっても体温を下げるでしょう。
さて、テンサイを原料にする
テンサイ糖は何色でしょうか。
テンサイ = サトウ大根です。
大根の色は普通白なので、
精製しなくても『白色』なのです。
砂糖は黒色が良いと思っている消費者が多いようです。
そのため、テンサイ糖でも、あえて着色して
流通しているモノもあるので注意ですね。
こちらのモノは北海道産で
テンサイが原材料のもの。
白色なので着色もされていないでしょう。
お家で料理するときは原材料を
氣をつけることができますが、
市販のお菓子やお店で出てくるデザートの
砂糖を自分で変えることはできません。
そのため、砂糖をとって体温を下げないために
できることを知っておくと良いでしょう。
一般に使われている砂糖のほとんどが
サトウキビ由来の極陰性のものです。
陰性食物は体温を下げるのがデメリット、
そのデメリットを打ち消すには
陰陽のバランスをとることです。
キビ砂糖 = 極陰性
なので、極陽性の食べ物を摂ればいいのです。
極陽性の食べ物とは『塩』です、
塩は体温を上げる働きもあります。
砂糖を摂るのであれば、塩をしっかり摂れば
陰陽のバランスが摂れて低体温になりにくくなります。
※ここで言う塩は天然塩のことです。
広く流通している塩のほとんどが
精製塩(塩化ナトリウム)です。
砂糖で低体温にならず免疫力を
下げないためにできることをまとめます。
砂糖で低体温にならず免疫力を下げないためにできること4ヶ条
・できるだけ砂糖は摂らない。
・原材料が選べるときはサトウキビが原料の砂糖ではなく
テンサイ(さとう大根)が原料の砂糖を選ぶ。
・自宅のお料理ではテンサイ糖を使う。
・天然のお塩をしっかり摂る。
テンサイ糖はキビ砂糖よりも体温を
下げないのは事実ですが、砂糖は砂糖です。
含有するカロリーも高いですし、
吸収速度が速いのも一緒です。
摂らないに越したことはないので、そこの
ところは誤解されないようにしてくださいね。
※もっと自由に人生を楽しむ秘訣やお金を受け取り豊かさを満喫する秘密、
新時代の健康情報など、特別音声付きの公式メルマガでお伝えしています。
コメントを残す