ダイエット中の飲み会、困りますよね?
社内の定例会や打ち上げ、取引先のお得意様との会食なんかもあります。
お付き合いもありますし、「私、ダイエット中なんで」と友達を無下に断るのも難しい。
お酒も楽しみたいけど、アルコールの勢いに負けてしまうのも怖い。
行くはずじゃなかった二次会で油たっぷりこってりラーメンを食べて、翌日の体重計に乗ってショックを受ける。
そんな経験したくありませんよね?
また、ダイエット中なのに、誘惑に負けてしまったと、自分を責めてしまうこともあります。
そうならないように、参加しなきゃいけない飲み会でも、アルコールや誘惑に負けないために、自制心を3割アップさせる方法をお伝えします。
その方法とは、付き合いの食事や飲み会前に、スーパーやコンビニで健康的な食べ物を買って、事前に食べておく。
これになります。
これをやっておくことで、ダイエット中のお付き合いの飲み会でも、自制心を働かせて食べ過ぎを予防しやすくなります。
その理由をお伝えしますね。
動画でも解説しています。
ながら聞きされたい方はこちらからどうぞ。
目次
〆のラーメンに負けない自制心を3割アップする裏技
これには、消費行動、物事を選ぶときの心理が関係しています。
アメリカの消費行動を研究した人で、ブライアンワンシンクという方がいますが、面白い実験をされたそうです。
こういう本も出されています。
ちょっとショッキングなタイトルですね。
この話の前提として、人は自身の状態によって、消費行動が変わるというのがあります。
例えば、お腹が空いてるときに、スーパーに買い物に行くと、必要以上に買ってしまいますよね。
また、クッキーやチョコレート、ポテチ、お酒などの嗜好品が増える可能性もあります。
つまり、空腹状態で、買い物すること自体がダイエットには適していない、ということ。
で、ここからが実験の話です。
ワンシンクは、空腹状態の人たちを集めて、3つのグループに分けました。
- リンゴを食べてから買い物に行くグループ
- クッキーを食べてから買い物に行くグループ
- 何もせず空腹のまま買い物に行くグループ
この3つです。
結果は明らかで、1のリンゴを食べてから買い物に行ったグループは、他のグループに比べて健康的な食材を選ぶ確率が25%もアップしていたそうなんです。
この実験では、クッキーを食べてから買い物したグループは、空腹状態と特に変化はなかったそうです。
この結果からも、夜の付き合いの前、事前にスーパーやコンビニによって、リンゴに類する健康的な食べ物を買って食べておくことがおススメできます。
そうすると、空腹感も紛れて、食べ過ぎることがなくなります。
さらに、飲み会のメニューを注文するときも、ダイエットに適した食べ物を選びやすくなります。
みんなが〆の雑炊やラーメンを頼んでいたとしても、「私は大丈夫!」と注文しないでいれます。
もし、コース料理だったら「私のも良かったらどうぞ!」と好きな人に譲ってあげればポイントもアップしますよね。
次に、事前に買って食べておくべきおすすめ食材をお伝えします。
飲み会前に買って食べておくべき3つのおすすめ食材
おすすめ食材はこの3つです。
- バナナ
- ナッツ系(クルミ、ピスタチオ、ミックスナッツなど)
- するめ、梅干し、昆布などの自然おつまみ系
です。
実験では、リンゴでしたが、リンゴは買ってすぐ食べるのは面倒なので、バナナがおススメです。
手で皮むけてすぐ食べれます。
飲み会前の腹ごなしに、2本ぐらい食べておくと、飲み会の注文数や食べる量が減ることも考えられますね。
バナナは甘いので、少しカロリーもありますが、繊維質も豊富なのでGI値はそこまで高くなく「55」です。
ちなみに白米は「88」、ラーメンは「73」です。
GI値は、その食べ物の糖質量(炭水化物量)50gとして設定して算出された数字です。
バナナ1本なら糖質量は21.4gなので、55を半分以下にした数字が妥当になります。
けっこうGI値だけ見て、野菜や果物はヤバいと言われる方もいますが、普通の食事でとる量も考えた方が良いですね。
ナッツ系、特にクルミは必須脂肪酸でもあるオメガ3を含んでいて、ミネラルも多くおススメです。
最近は、コンビニでローストされたクルミがジップ付きの袋で売られているので、これもおススメです。
ナッツ系は脂肪が多いので、ダイエット中は控えたいと思う人もいるかもしれませんが、そうでもありません。
脂肪は質にこだわれば、しっかり摂った方が良いです。
マーガリン、ファーストフードの揚げ油はトランス脂肪酸で、血管を固くさせる働きがあるので避けましょう。
また、サラダ油などの市販の油の多くは化学溶剤で抽出されているので、こちらも避けましょう。
が、自然のナッツやココナッツオイルなどはおススメできます。
次に、良いかもと思えるのは、するめ、梅干し、昆布などの自然派おつまみ系です。
お酒がもっと飲みたくなるかもしれませんが、そこをカバーできれば、カロリー低いので良いかもって感じです。
自制心を高める2つの心理学的トリガー
飲み会前に、健康的な食べ物を買って、食べておくことで、自制心が働きやすくなるのは心理的要素、無意識の働きも関係しています。
行動に影響を与える2つの心理学的トリガー、それは、一貫性とアイデンティティだと考えられます。
一貫性 サンクコストを払えない大きな原因
まず、一貫性になりますが、これは、人はどんなときも自分が取る行動に一貫性を持っていたいという欲求になります。
野球やサッカーのファン心理とも関係しますが「続けている行動を変えたくない」という裏の欲求があります。
例えば、ザックリした例では、パチンコやパチスロで、お金をつぎ込んだ台で打ち続けたくなるのは、自分が選んで、お金と時間を支払った経験を無下にできないから。
マンネリ化していて結婚するほどではなく、ダラダラ続いている交際関係なんかも同じですね。
成果が上がっていることを続けられるのは、良いですが、上手くいっていないことを途中ですぐに止められないのは、もったいないです。
一貫性は保つためには、選択する頻度を上げて、何度も自分のルールに沿った行動をとるコトで上がっていきます。
自分の中で知らず知らずのうちに、それが当たり前になるんですね。
飲み会前、必ずコンビニやスーパーによって、クルミやバナナを買っておくと、その日は「健康的な食事をする」という行動の一貫性を保ちやすくなります。
アイデンティティ「私は何者か」、自己を定義すると行動に表れる
次に、アイデンティティです。
心理学や社会学の分野においては、一貫した自己・自我の意識を「自己同一性」(self-identity)あるいは単にアイデンティティと呼ぶ。
引用:weblio辞書
ここには、一貫性も関係してきますが、「自分は○○な人だ」という強い自己認識があると、その認識にふさわしい行動をとるようになります。
つまり、ダイエット中「私はいつも健康的な食事をする人間だ」という自己認識があれば、〆のラーメンに負けることなく、デザートのアイスクリームを華麗にかわすことができます。
帰りにコンビニに寄って、菓子パンやポテチ、インスタントラーメンを買うこともありません。
家に帰って、さっさと寝る。
そういう行動がとれるようになります。
これに関しても、繰り返し望ましい行動をとること、その行動回数を増やすことで養われていきます。
また、そういう選択をしていると、自分で自分を認識していくことも非常に効果的です。
飲み会の直前に健康的な食べ物を選んで買っておくのは良いですね。
夜の付き合いで自制心を3割アップするまとめ
ということで、飲み会での食べ過ぎを予防するには、事前にコンビニやスーパーによって、健康的な食べ物を買って食べておいてください。
飲み会の食べ過ぎが原因で、翌日に下手に断食して、そのストレスで食欲が暴走してしまうこともあります。
それで、リバウンドしちゃって、心が折れちゃうこともありますからね。
翌日の体重計に乗る不安を減らし、ダイエットを成功に導くためにも、飲み会前は自制心を3割アップさせておきましょう。
もし、時間がなくて買いにいけないときは?
今回紹介した実験の捕捉で、さらに興味深い話があります。
なんと、食べなくても効果があるようなんですね。
実験ではリンゴを食べてから買い物をしたわけですが、リンゴを食べなくても良いんです。
リンゴの写真を見てイメージをして、買い物に行っても同じように、健康的な食材を選ぶ確率が高くなるようです。
このブログ記事の写真をタップして保存しておいてもらっても良いかもしれません。
もし、仕事がギリギリで大事な会食に間に合わないなど、本当に時間がないときに使える方法です。
それは、スマホに果物やナッツの写真を保存しておいて、それをシッカリと脳に焼き付ける。
穴が開くほど見ておくと良いです。
(実際はそこまで気合入れなくても大丈夫)
これでも、脳は反応してくれるので上記の理由で健康的な食べ物を選びやすくなります。
ただ、空腹状態はあまり変わらないので、お酒の勢いでの食べ過ぎには注意ですね。
もし、食べすぎちゃった場合は、下の体重リセットルーチンをお試しください。
このブログでも、「太らない食べ方「ダイエット中のメンタルケア」について人気の記事がありますので、合わせてお読みください。
最後までお読みいただきどうもありがとうございます。
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