ダイエット中に「めまい」や「立ちくらみ」がしたことありませんか?
無理なダイエットをしていると、フラッと意識が遠のきそうになったり、実際に倒れてしまうことがあります。
今回の記事では、ダイエット中の目まいの原因についてお伝えします。
もちろん、原因は1つではなく色んな事が関係してます。
ですが、現代の食生活をみてみると、この可能性が高いのではないかと思います。
特にダイエット中は注意しておいてほしいことなので、取り組んでいる人はよく読んでください。
目まいや立ち眩みを防いで、健康的な痩せやすい体質を作っていきましょう。
目次
めまいや立ち眩みの原因は低血糖
「アレッ」と体に急に力が入らなくなって立っている地面がスッと消えていくように感じる。
または、「フッ」と意識が遠のいて、自分が何をしているのか分からなくなる。
そういっためまいや立ち眩みの原因は、「低血糖状態」が考えられます。
低血糖が起こる原因は血糖値の急上昇
低血糖の原因は意外かもしれませんが、「血糖値の急上昇」です。
血糖値上がったのに、下がるのっ?
て思うかもしれませんが、血糖値が急激に上がるコトが問題なんですね。
徐々にゆっくり上がっていれば問題ないんですけど、ギュゥンと一氣に上がるコトが問題になります。
膵臓がフル稼働してインシュリンを分泌
人体では、血糖値が急激に高まるのも良くありません。
そのため、膵臓が血糖値を下げるホルモン、インシュリンを分泌して、高血糖状態にならないように働きます。
しかし、急激に上がるもんなので、それに合わせてインシュリンを分泌。
その結果、ジェットコースターのように、血糖値が急に上がって、急に下がる状態になっちゃうんですね。
これを「血糖値スパイク」、「インシュリンスパイク」と呼んだりします。
上がった後にインシュリンがドっと分泌されて血糖値が下がるとき、この時に低血糖状態になり、めまいやふらつきなどが起きる可能性が高いです。
特にダイエット中は、食事の量を少なくすることが多いので、普段の慣れた食事とは違い栄養素が偏りがちです。
栄養が欠乏しているところに、血糖値スパイクで低血糖になると「めまい」や「ふらつき」が起こりやすいですね。
まず避けるべきは菓子パンとジュース
低血糖状態、インシュリンスパイクを避けるために、控えたい食べ物は、甘いジュースと甘い菓子パン、あとシリアルです。
甘いジュースの多くは、果糖ブドウ糖液糖という糖分が多く含まれています。
果糖ブドウ糖液糖は、そのまま肝臓に吸収される状態になっているので、超速攻で吸収されます。
そのため、特に血糖値が上がりやすいので要注意です。
アクエリアスやポカリスエットなどのスポーツドリンクにも多量に含まれているので、氣をつけましょうね。
そして、菓子パンに関しても、精製された小麦粉と砂糖が多量に含まれているので、血糖値を上げる原因になります。
シリアルに関しても、同じように果糖ブドウ糖液糖が使われているモノは避けるべきですね。
甘い菓子パンと甘いシリアルだと、甘いシリアルの方が血糖値上がりやすいです。
※これは注意
コーンシリアルは遺伝子組み換えトウモロコシが原材料に入っているモノもあるので、そこらへんも踏まえると止めた方がよさそうです。
低血糖を避けるためには、どっちも避けた方が良いですね。
野菜ジュースも要注意
スポーツドリンクや甘いジュース飲んでない!
という人も注意したいのは、野菜や果物のジュースです。
野菜100%、果物100%といっても、それは、濃縮還元されてます。
ストレートだとしても、野菜や果物に元々含まれている食物繊維が製造過程の中で除去されています。
だから、精製された砂糖と同じように血糖値が急激に上がる原因になり得ます。
体のことを思って、野菜ジュースを毎食後に1本ずつ。
インシュリンスパイクの原因だけではなく、続けていると糖尿病の原因にもなるので注意です。
野菜ジュースや果物ジュースは、如何にも健康なイメージに見えますが、だまされないようにしましょうね。
果糖について詳しくまとめた記事もあります。
カロリーゼロ飲料も止めときましょう
砂糖、糖質が入ってなければ大丈夫だよね、、、
と思うのですが、人工甘味料が入ったカロリーゼロ飲料もあまりお勧めできません。
腸内環境を悪化させて糖尿病になりやすくなるという説もあります。
賛否両論あるものですが、リスクは避けた方が良いというのが僕の個人的な考えです。
詳しくは↓
糖質依存体質を変える
ここからは、「めまい」や「立ち眩み」対策に加えて、中期的にもダイエットを成功させる方法についてお伝えしていきます。
それは、糖質依存体質を変えることです。
白米、パン、パスタの量を減らす
精製された炭水化物、白米やパンの量を少し控えるのがおススメです。
特にパンは小麦を粉にして、こねて砂糖を加えられたりしています。
なので、もしあなたがパン食が多いという場合は、パンを食べる回数や量を減らすだけです。
これは、糖質依存を脱するのにも、ダイエットするのにも効果的です。
パスタも製粉された小麦から作られるので、量を控えるのもありですね。
タンパク質を増やす
お米やパン、パスタはほとんどの人が主食にしていますよね。
「少なくするとお腹が減っちゃう」
「じゃあ、何を食べれば良いの?」
と思うかもしれません。
そんなときは、たんぱく質の量を増やしましょう。
タンパク質は、卵や肉、魚などです。
お勧めなのは、値段も手ごろな卵です。
以前は、卵は悪玉コレステロールを上げるから1日1個までと言われて悪者になっていましたが、コレステロールが上がるのは卵が原因でないことが分かっています。
また、たんぱく質をしっかり摂っていると、食欲が過剰に湧くのを防ぐことができると言われています。
そのため、朝に卵を1個、2個食べると、食欲が暴走しにくくなるかもしれませんね。
質の良い油を選んで摂る
そして、これも意外と思われるかもしれませんが、質の良い油を摂ることもダイエットが成功する秘訣です。
基本的に、体を構成する栄養素は3つです。
炭水化物、たんぱく質、脂質。
これに、ビタミンやミネラルが加わりますが、メインは上記の3つ。
炭水化物は、ご飯やパン。
タンパク質は、卵や肉や魚。
脂質は、肉や魚に含まれる油、そして調理用の油です。
この油を上手に使うとダイエットにも効果的なんですね。
油は満腹中枢を刺激して、食欲を抑える働きをします。
ただ酸化に弱いですし、加熱したり、揚げ物にしちゃうと食欲を増やす働きがあるので、ダイエット中は要注意ですね。
また、油は体内のホルモンを作る原材料になるので、質の良い油を取っておきましょう。
参考のオイル
有機JAS認定のオリーブオイルやココナッツオイルなんかは良いと思います。
オリーブオイル例
ココナッツオイル 例
オリーブオイルはサラダや何かにかけて食べるのもよいです。
ココナッツオイルは珈琲に入れて飲んでる人も多いです。
味がそれほど氣にならなければ、スプーン1杯ほどそのまま飲んでも良いですね。
ダイエット中のめまい予防まとめ
まとめますと、ダイエット中の目まいや立ち眩みの原因は、いつもより食事を減らしたときに、急に甘いものを食べたりすると起こりやすいです。
それは、低血糖によるもの。
コンビニの菓子パンとジュースが朝食という人は特に起こりやすいので要注意ですね。
そして、砂糖、果糖ブドウ糖液糖などの精製された糖分を避けましょう。
そして、中期的には、パンや白米の量を少し減らして、たんぱく質を意識して摂るようにしていきましょう。
その際、質の良い油を少し付け加えて摂っていくとさらに良いですね。
無理して痩せるのではなく、健康なまま、さらに元氣になるためにダイエットしましょうね。
あと、精製された糖質を多く含むような加工された食品を「超加工食品」と呼び、欧米では避けた方が良いのでは?という意見があります。
合わせて読んでもらえると、ダイエットにも効果的ですし、より元気に過ごしていただけます。
最後までお読みいただきどうもありがとうございます。
ダイエット中の食事や運動、メンタルのお悩みについてlineからも相談にのってます。