健康はデザインする時代、「病気の予防」という古いスキームから抜け出そう

病気の予防に氣を遣っていませんか?

 

最近、心理カウンセリングをしている方と話をしていて、健康の話題になり、乳がん検診がものすごい予約待ちになっているという話を聞きました。

 

昨年、元アナウンサーで市川海老蔵さんの妻、小林麻央さんが乳ガンで亡くなられたときから、乳がん検診の受診率が激しく高くなっているそうです。

 

病院にもよると思いますが、地域の総合病院でも数か月待ちが普通だそう。

 

触診でしこりが見つかったり、年齢やその他の要因で検診を受けた方が良いとされている対象の方は繰り上げて、早めに予約をとってくれるそうですが、予約の順番を待っている人が山のようにいるそうなんですね。

 

自分の健康状態が分からない、数年後はどうなるか分からない、先の不安で心がいっぱいになってしまってるんですよね。

 

今は、新聞やテレビなどのマスメディアでも健康情報を取り上げられますし、会社でもしきりに健康診断を進められます。

 

そして、血液検査の数値で再検査になったり、要治療になったりするので、心配になるのも不安になるのもよく分かります。

 

医療マーケティングの上手な仕組みだと思います。

 

しかし、その病気の予防という枠組みはもう古くなっていると思います。

 

人がより健康に生きるためには、新しい健康観が必要になってくると思うんですね。

 

それが、病気の治療でもなく、予防でもなく、健康をデザインするという考え方です。

 

そのことについて、触れていきたいと思います。

今の医学は病気を主体として出来上がっている

日本の医療費が増え続ける仕組みであり、医学や医療技術が進歩しているのに病人が増え続ける理由があります。

 

それは、医学が病気を主として成り立っているからです。

 

ヒト一人が主体となって出来上がっているスキームではないんですよね。

 

よく言われる表現ですが、医者は病気や治療の専門家であって、健康の専門家ではないということです。

 

ガンの権威の医師がガンになって亡くなることもありますよね。

 

今の西洋医学では、医師の仕事は診断と治療ですよね。

 

だから、患者さんが来て、体の不調を訴えれば、何かしらの病名をつけることが求められます。

 

もし、来た患者さんが病気じゃないとするのであれば、薬の処方もしにくいのではないでしょうか?

 

医学教育では、病気ではなく、患者さんの尊厳、QOL(Quolity of Life=人生の質)を大切にしましょうと習うんですが、制度上難しくなっているのが現状です。

 

しかしながら、科学技術の進歩はすさまじいです。

科学技術の発展によって劇的に拡がる可能性

京都大学の山中教授が確立したiPS細胞や、日本では実証されていないとされたけど、後にアメリカやドイツが研究した結果実証できたSTAP細胞などの再生医療技術など。

 

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例えばですが、こういう再生医療技術が実用化されれば、ある臓器がガンになったとしても、その臓器を培養して再生させることが可能になってきます。

自身の細胞由来なので、GVHD(移植片対宿主病)などの、アレルギー反応も出ません。

 

また、虫歯になった歯は抜歯して、自分の細胞由来の新しい歯に入れ替えるなどの治療も現実味を帯びてきています。

 

スゴイ時代なんです。

 

科学技術の進歩によって拡張される身体概念

また、医療と科学技術の進歩によって、体の一部を人口繊維や機械の部品などで置き換えることで、ヒト本来の能力をはるかに超える機能を持つこともできるようになっていくでしょう。

パラリンピックの記録がオリンピックの記録を超える

例えば、両足義足のランナーの世界記録と健常者ランナー(ウサイン・ボルト)の世界記録では、1.38秒しか変わりません。

オスカー・レオナルド・カール・ピストリウス(Oscar Leonard Carl Pistorius、1986年11月22日 – )は、南アフリカ共和国のパラリンピック・オリンピック陸上選手。

 

両足義足のスプリンターで、アイスランドの義肢メーカーオズール(英語版)(Össur)が制作した、まるで刃(Blade)のように薄い炭素繊維製の競技用義肢を使用しているため、”ブレードランナー”(Blade Runner)の異名を持つ。両足切断者クラスの100m、200m、400mの世界記録保持者。健常者の大会にも出場するなど、障害者スポーツの印象を覆す活躍で注目を集めた。

オスカー・レオナルド・カール・ピストリウスの記録が100mを10秒91、ウサイン・ボルトは100mを9.63秒です。

ウサイン・ボルトとオスカー・レオナルド、おそらく、タイムが激しく縮まる可能性が高いのはオスカーの方でしょう。

 

科学技術が進歩して、義足が改良されていくことで、スピードを出す性能が上がるかもしれないからです。

 

また、アキレス腱などの医療用人口繊維の進化もすごいモノで、ヒトの体のアキレス腱よりも強い荷重に耐えれる繊維などもできてきそうです。

 

アキレス腱断絶をして、アキレス腱の再生手術をした選手は、パフォーマンスが激しく高まる可能性だってあるんですね。

 

サッカー選手とか陸上選手なら、記録や能力がどれだけ変わるか計り知れません。

身体拡張技術によって、パワフルな高齢者が増える?

また、高齢者の日常生活動作を補助するパワードスーツなども開発が進んでいます。

これまた、実用化されてくれば、何歳になっても現役バリバリのように動ける高齢者が増えてくるでしょう。

 

健康寿命も長くなってきて、寝たきりの高齢者も減ると思います。

 

もちろん、最初はコストがかかり、その恩恵に預かることができるのは一部のお金持ちだけかもしれませんが、流行って来れば、一家に一着、一人に一着、となってくる可能性もあります。

 

10年前、携帯電話がスマホになって、パネルをタッチして、色んなアプリを使うことを想像していた人はほとんどいないと思います。

 

それと同じぐらいの進化の速度で、こういった技術が現実のものになってくる可能性は高いですよね。

 

病気の不安と同じく、将来の生活の先が読めない時代なんです。

健康は資源、一人一人が目的をもって健康をデザインする

科学技術の進歩による身体概念の拡張が起こっている時代。

 

その中で未だに古臭い概念を抱えているのが医療現場の健康観です。

 

病気を治す、病気の治療から、予防に移ってきたのはまだ良いですが、その予防でさえも、健康の本質的な意味合いとは違ってきています。

 

本来、「健康」は一人一人がそれぞれの人生を楽しむための資源なので、〇〇だからオッケーと客観的に決められるものじゃないはずなんですね。

それを、一義的に決めちゃうもんだから、病気という異常な状態を決めて、そこからどれだけ離れているかを評価の尺度としてしまっている状況です。

 

病気じゃない、だから健康」って言ってるんですよね。

 

病気の予防のために、検査や処置をするってことは、前提に病気ありきで考えているわけです。

 

しかしながら、今まで述べてきたような時代背景があり、科学技術の進歩があります。

 

これから健康はどんどん多様化していくのが自然でしょう。

 

その中で、僕らが何を目指せば良いかといえば、今の健康診断に代表される杓子定規の基準値をベースにした診断基準を早いとこ破棄して、自分自身の理想に沿った健康状態を作り出すことを考えていかねばいけません。

 

ビジネスマンであれば、会議中も眠たくならずにクリエイティブな思考で働けるとか、主婦なら料理を楽しくできて美味しく食べれて子どもと遊ぶ元氣もあるとか、です。

 

マラソン選手にはマラソン選手の健康があるし、将棋の棋士には棋士の健康があり、登山家には登山家の、八百屋の親父さんには八百屋の親父さんの健康があるはずなんです。

パチンコが好きなら長時間パチンコを打っても肩も腰も痛くならずに、目もかすまずバリバリ玉を打てるパチプロの健康状態を作ることを目指せばいいわけです。

 

つまり、一人一人が自分の健康を自分の理想の生活に合わせてデザインしていくことになります。

 

それは、もしかしたら、寿命を延ばすよりもパフォーマンスを伸ばす方が大切だと感じる人もいるかもしれません。

 

でも、その人のQOLが激しく高まるのであれば、それで良いのかもしれません。

健康をデザインすることで医師ではなく個人が完全主体となる

病気を治すのでもなく、病気を予防するのではなく、理想の健康状態を求める、それが健康デザインです。

 

これをベースにすることで、自分の健康について根っこにあるのは、自分の理想の在り方になります。

基準値をオーバーしてるとか、画像の診断で影が見つかったとか、そういうところから健康についてどうしようと、考えるのではなく、元々が自分の体について、こういう健康状態が良いと自分で決めて、そこを目指すんです。

 

お医者さんから言われたり、会社の保健師から言われてやるのではなく、自分で決めるからこそ、責任が生まれ、主体性が発揮されるようになります。

 

医療者が主体になって、提供される医療サービスから、患者本人、もしくは、健康な個人が自身の健康状態を理想により近づけるという個人主体の医療サービスになるはずです。

それが、健全な形ですよね。

 

コーチングやビジネスコンサルティングの分野では、当たり前のごとくされていることですが、医療の現場ではほとんど考えられていないことだと思いますね。

 

まずは、自分の理想を明確化して、リアルに描いていきたいもんです。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

1981年生まれ、元看護師、青年海外協力隊として発展途上国での活動で常識が大きく変化し医療の限界も痛感。人が健康に生きるには自然な食べ物や環境が大切だと氣づく。帰国後、潜在意識や量子力学について学びコーチング・コンサルティングを行う。好きな食べ物はから揚げ。