除草剤グリホサートが輸入小麦のパンから検出、残留農薬の危険性と食べても大丈夫な量とは?

ちょっとショッキングニュースがありました。

2019年9月に報道されていましたが、パンから残留農薬が検出されたんですよね。

 

主婦
えっ、パンって私毎朝パンなんだけど、大丈夫?
徹也
食べてもすぐに体を悪くすることはないと思いますが、毎日食べ続けるのはちょっと考えた方が良いかもしれませんね。

 

主婦
ちなみに何ていう農薬なの?
徹也
農薬の中のグリホサートって成分が問題視されてるんですよ。

 

主婦
具体的にどんな心配があるの?
徹也
一番は発がん性が心配されてますね。

ただ無暗に怖がって不安になるのもストレスが溜まって大変です。

グリホサートの発がん性やその避け方を理解して、自分で選べるようにしておきたいですね。

 

ということで、

今回の記事では、パンからグリホサートという農薬成分が検出されたことについて解説したいと思います。

検出されたといっても量は多くはありません。

 

食べてすぐに健康を害するようなものではありませんが、ずっと食べ続けていると発がんリスクは高まる可能性があります。

 

毎日の食事が、長年かけて病気を作ります。

40代、50代でも生活習慣病で倒れる人も多いです。

 

逆に、健康的な食事をしていれば、いつまでたっても元気で若く見られます。

こういった情報を知らずにいると、しなくて良い病気をすることになることもあります。

 

人生は一度きり、いつまでも元気でいきたいですよね。

 

パンを食べるなら、より安心できる商品を選べた方が良いですし、これをきっかけに健康な体作りのために良い商品を選んで欲しいと思います。

 

それでは、詳しく見ていきましょう。

 

動画でも解説しています。

 

除草剤グリホサートが輸入小麦のパンから検出、その危険性と食べても大丈夫な量とは?

今回のニュースのきっかけは、一般社団法人農民連食品分析センターの検査でした。

写真:農民連食品分析センター

普通にスーパーで売られている輸入小麦から作られてるパン15製品を調べた結果、11製品から農薬成分であるグリホサートが検出(痕跡含む)されたんですね。

 

グリホサートが検出されたパン、一覧表。気を付けるべきは全粒粉パン

何より知りたいのは、どのパンからどれだけ検出されたかだと思うんで、結果一覧を表でまとめております。

はい、こちらです。

(クリックすると拡大)

どういったパンが検出率が多かったかというと、黄色のマークをしているパン。

全粒粉パンになります。

 

全粒粉とは?

wikipediaから説明入れておきます。

全粒粉(ぜんりゅうこ、ぜんりゅうふん、英語:wholemeal flour, whole-wheat flour)とは、小麦粉の一種。小麦の表皮、胚芽、胚乳をすべて粉にしたものである。

胚乳だけを用いる通常の小麦粉と比べ栄養価が高く、薄力粉と比較して3倍程度の食物繊維や鉄分を含み、ビタミンB1の含有量も高い。そのため、健康を目的として用いられることも多い。

不純物を多く含むため、粉の色はやや茶褐色を帯びる。製品はそれら不純物による独特の風味と食感を持つ。

引用:wikipedia

 

小麦の外皮、胚芽、胚乳をすべて粉にしたものとあります。

農薬というのは基本的に外からかけるものなので、外皮についた農薬がそのままパンの中にも入っていると考えられますね。

 

全粒粉パンに比べて、普通の精白された小麦を使った食パンは外皮や胚芽部分を削っているため、残留農薬は少なくなっているわけです。

もし、輸入小麦を原材料にしているパンを選ぶなら、普通の白いパンを選んだ方が良さそうですね。

 

パンの残留農薬グリホサートを避ける4つの方法

健康意識が高いあなたのために、パンの残留農薬グリホサートを避ける方法をお伝えします。

 

パンからの残留農薬グリホサートを避ける方法

  1. パンを食べない
  2. 原材料にこだわったパン屋さんのパンを選ぶ
  3. 輸入小麦を使わず国産小麦を使っているパンを選ぶ
  4. 輸入小麦を使っているパンなら全粒粉は避けて普通のパンを選ぶ

となります。

 

1番、2番が確実に避けられる方法。

3,4番は農薬への暴露を下げる方法になります。

 

パンを食べない、健康を考えると最高かも

最初に挙げている「パンを食べない」。

 

パンを常食している人からしたら極論になりますよね。

しかし、健康を考えると一番良いかもしれません。

 

というのも、精白された小麦粉を焼き上げたパンは、血糖値も上がりやすく老化の原因物質であるAGEsも含んでいます。

 

そして、スーパーで売られている包装されたパンって砂糖トランス脂肪酸、乳化剤、防腐剤なんかも入ってるんですよね。

 

関連記事まとめです。

 

また、人によっては免疫抗体が反応してしまって、腸の炎症を引き起こしやすくなると言われています。

リーキーガット(腸漏れ)症候群と呼ばれる状態ですね。

 

なので、過剰な糖質、グルテンを失くす意味でも、パンを食べないという選択肢はけっこうありです。

嗜好品としてたまに食べるのが良いかもしれません。

 

僕も、パンは嗜好品的な位置づけにしているので、食べる機会は週に2,3回ぐらいかなと。

 

地元のこだわりのパン屋さんのパンを選ぼう

パンは止めたくありません!

と強く願うパン好きなあなたに最適な避け方。

 

それは、地元の原材料にこだわったパン屋さんでパンを買ってもらうコトです。

 

一番のおすすめはこの方法です。

というのも、原材料にこだわったパンは農薬も含まれていませんし、美味しいです。

 

そして、そのパン屋さんを介して、こだわりの原材料を作っている生産者さんのところにもお金が回ります。

 

それによって、体に良いモノを作っている生産者さんが潤って生産を続けられるようになります。

 

うちの近くにも国産小麦、トランス脂肪酸無しで作っているこだわりのパン屋さんがあります。

3年前ぐらいにできたのですが、最近は夕方に行くとパンがなくなっているほど人気です。

 

こういったパン屋さんが消費者とつながって正当な利益を出すようになると、

より健康的な商品が作られるきっかけになるので良いと思うんですよね。

 

輸入小麦を使わず国産小麦を使っているパンを選ぶ

はい、次3番目です。

それは、大手メーカーの大量生産品でも国産小麦を原材料にしたパンを選ぶってことです。

 

消費者の健康意識も高まっているので、メーカー側も原材料を意識し始めています。

この写真のパンは、小麦(国内製造)と記されてますね。

もし、使われている小麦の表示(国産、輸入元)がなければ、ホームページで調べてみたり、メーカーに問い合わせてみると良いです。

 

メーカーは売れるモノを作るわけですから、国産小麦のパンの需要が高くなれば、そういう商品が増えますよね。

 

輸入小麦を使っているパンなら全粒粉は避けて普通のパンを選ぶ

4番目は、最初にお伝えした通り、全粒粉パンは避けて普通の白いパンを選ぶってことです。

全粒粉パンの濃度が高かったものは、0.23ppm。

普通のパンで濃度が高かったのは、0.1ppmです。

 

その差は2倍ぐらいになっているので、同じ量食べたとしても、被ばく量は半分になります。

 

パンを常食するときは意識しておきたいですね。

 

グリホサートの大きな問題点は発がんリスク、IARC分類とアメリカで裁判になったケース

さて、残留農薬のグリホサートが検出されたわけですが、何が問題なのでしょうか?

 

農薬はもちろん、人が直接摂取するものではないので悪い気はします。

しかし、具体的にどう悪いのかを知っておきたいですよね?

 

グリホサートが問題視されている理由は、発がん性があるという点です。

これは、農林水産省のHPの抜粋に図を加えた物。

 

グリホサートはIARC(国際がん研究機関)の発がんリスクのある物の分類でグループ2Aに分類されています。

 

グループ2Aは「人に対して恐らく発がん性がある」と認定されてるんですね。

 

グリホサートを浴びて末期がんになった?裁判の結果は?

また、昨年アメリカではこの農薬の発がんリスクをめぐって裁判が行われました。

 

カリフォルニア州の学校のグラウンド整備を仕事にしていた男性が、グリホサートを浴びたことがきっかけで末期がんになってしまったとして、メーカーであるモンサント社を訴えたんです。

 

その判決は、原告側の勝訴でした。

 

裁判の結果、メーカーであるモンサント社は、発がんの危険性があることを知っていたにも関わらず事実を公表していなかったとして、懲罰的賠償を課されています。

 

最終的な賠償金は日本円にしてなんと320億円。

これまたビックリな金額ですよね。

 

この320億円中、290億円が懲罰的賠償にあたるそうですよ。

その裁判で負けたモンサント社は上告しているので、最終的な結果は持ち越されそうです。

 

 

 

この裁判の話はグリホサートを直接浴びてしまったという事例です。

食べ物の残留農薬によって発がんしたという話ではありません。

 

そしてこういった話は、ゼロイチ、摂るか摂らないかという話になりがちです。

 

が、それだけではなく、どの程度の量なら大丈夫なのか?

を考えることも大切です。

 

農薬成分グリホサートの一日許容摂取量は?

農薬や食品添加物は、1日許容摂取量(ADI)というのが法律で決められています。

ADI = Acceptable Daily Intake

 

その基準によって、使用する量が決められるわけですね。

 ADI(一日摂取許容量)とは、食品添加物や農薬などのように、意図的に食品に使用される物質について、一生涯毎日摂取しても健康への悪影響がないとされる一日あたりの摂取量のことです。

引用:食品安全委員会

グリホサートの一日許容摂取量は、0.75㎎/㎏(体重)/日

この量で計算すると、

体重50kgの人は、一日に37.5㎎までグリホサートを摂取しても問題ないとなります。

 

今回検出された残留濃度で、最大値だったのは、

0.23ppmの健康志向全粒粉パンでした。

 

PPMという単位は、水溶液や1つの製品中にどのくらいの濃度で入っているかを示す単位になります。

ppm(パーツ・パー・ミリオン)や百万分率(ひゃくまんぶんりつ)は、100万分のいくらであるかという割合を示すparts-per表記による単位。

「parts per million」の頭文字をとったもので、100万分の1の意。1ppm = 0.0001% であり 10,000ppm = 1% である。

@wikipedia

 

gに換算すると、1ppmは、1kg中に1gという量になります。

 

0.23ppmは、1kg中に0.23㎎入っているということです。

 

そのため、50kgの人が、今回検出されたパンから一日許容摂取量を超えるグリホサートを摂取するとしたら、、、

37.5㎎ ÷ 0.23㎎ = 163kg

となり、163kgのパンを食べる計算になります。

 

163kgパンを食べるというのは、まず無理な話なので、一日許容摂取量を超えることはありませんね。

 

なので、食べたからといって、すぐに悪影響が出るとは思えません。

 

専門家の中には、この数値をもとに「安全だ」、「問題ない」と言われる方もいます。

 

しかし、僕はそこまで言い切れるものでもないと思っています。

 

一日許容摂取量は単一物質の試験でしか行われていない

その理由は、こういった薬剤化学物質の許容摂取量の試験は、1つの物質でしか行われないからです。

 

例えば、今回のパンの話で言えば、砂糖やマーガリン、乳化剤、保存料などと一緒にグリホサートが入ってるわけですよね。

 

しかし、このADIを決める試験は、グリホサートならグリホサートのみで行われます。

ネズミや猫、ウサギなど色んな動物で試験した結果を出します。

 

それで、健康被害が出ない量を決めて、さらに安全にするため安全係数100として、

動物で健康被害が出ない量の100分の1まで下げられて決められています。

 

なので、基準値としてみれば安全と見ることもできます。

 

ただ、複合した化学物質が体の中でどのように反応するかは分かりません。

日本では認可されてるだけでも1500種類以上の添加物があります。

 

もしかしたら、その組み合わせによれば、よりリスクが上がる物質がある可能性もあるんですよね。

僕としては、健康を意識するなら「化学物質はできるだけ少なく」という方針にしています。

 

今の日本で、食品添加物や農薬などを完全に避けることは難しいです。

そのため、食べ物を購入するときや選べるときはより自然なモノを選ぶのがお勧め。

 

ただ、添加物や農薬が悪いとして、あまりにも不安を感じてしまうと、それだけでストレスになってしまいます。

 

だから、こういった情報を意識しながらも、免疫力や解毒力を高める生活をしながら自分の体を信じる気持ちも大切だと思います。

 

あと、グリホサートは2017年末に農薬の基準値を大きく引き上げたことなどもありました。

今後に注目です。

過去記事をご参照ください。

【残念なお知らせ】ナタネ、ベニバナ等、油の原材料で残留農薬基準が大幅緩和

2018.01.04

 

パンから検出された農薬グリホサートと避ける方法まとめ

写真:農民連食品分析センター

はい、ということで、輸入小麦を原材料にしたパンから農薬であるグリホサートが検出されたニュースについて解説しました。

 

パンからのグリホサートの摂取を避けるには以下の内容を意識しておくと良いかと。

 

パンからの残留農薬グリホサートを避ける方法

  1. パンを食べない
  2. 原材料にこだわったパン屋さんのパンを選ぶ
  3. 輸入小麦を使わず国産小麦を使っているパンを選ぶ
  4. 輸入小麦を使っているパンなら全粒粉は避けて普通のパンを選ぶ

 

特にお勧めは、原材料にこだわったパン屋さんのパンを選んで買うようにすることです。

それによって、想いを持ってパンを作ってるパン屋さんを応援することができます。

 

さらに、そこに小麦などの原材料を提供している生産者さんを支援することにもなります。

 

買いものは投票、という言葉の通り、自分がどのような食べ物を食べたいか?

そして、どんな社会を作りたいかを意識して普段から食べ物を選んでいきたいですね。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

1981年生まれ、元看護師、青年海外協力隊として発展途上国での活動で常識が大きく変化し医療の限界も痛感。人が健康に生きるには自然な食べ物や環境が大切だと氣づく。帰国後、潜在意識や量子力学について学びコーチング・コンサルティングを行う。好きな食べ物はから揚げ。