ダイエット中、お肉との付き合い方は大事です。
たんぱく質を摂ることで、基礎代謝の要となる筋肉量を増やしたり、食欲をセーブできます。
そのため、ダイエットをするとき糖質制限ではなくてもタンパク質を意識的に摂るのは良いと思います。
ですが、ちょっと気を付けたいこともあるんですよね。
それは、加工肉。
ハムやベーコン、ソーセージなどの加工肉はできるだけ避けた方が良いでしょう。
これ、コンビニダイエッター御用達のサラダチキンも加工肉に入ります。
絶対、ダメ! !
というわけではありません。
禁止になると窮屈ですから、食べるときは食べて、量を減らすって考え方が良いと思います。
一度、裏側の成分表示のラベルを見てみると良いですよ。
少し話を聞かせてください。
加工肉というのは、ハムやソーセージ、ウインナーなどになります。
スーパーで売られている鶏むね肉とか、豚バラとか、牛ロースとかは、加工されていない肉。
できれば、こういった生のお肉を調理して食べるのがおススメです。
次、結論です。
目次
ダイエット中、加工肉を避けるべき3つの理由とサラダチキンの落とし穴とは?
ダイエット中に加工肉を避けたい3つの理由はこちら。
- 無自覚に食欲が増えてしまう。
- 発がん性物質が含まれる。
- 味覚が強い刺激に慣れてしまう。
です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
超加工食品は食欲を暴走させる
超加工食品というのは、5つ以上の成分が使われていて工場で大量生産されている食品のコトをいいます。
アメリカの国立衛生研究所が行った実験で面白い物があります。
それは、健康な20人の成人を集めて、2週間ごとに全く同じ分量の自然食品と超加工食品を食べるという実験でした。
同じ分量というのがしっかりしていて、カロリーやg数だけではなく、脂肪、糖質、塩分、食物繊維も同じ分量に設定されてたんですよね。
そして、食事の後は、1日の摂取カロリーの2倍にならなければ、間食をしても良いというルールも設定されていました。
きっちりやるのは大変だったと思いますが、スゴイですよね。
その結果、まったく同じ栄養素の量なのに、2週間後に違いが出たんです。
超加工食品:体脂肪がつき、約1ポンド(454g)体重が増加
非加工食品:体脂肪が落ち、約1ポンド(454g)体重が減少
超加工食品を食べると、間食が増えて体重が増えるという結果になりました。
同じ栄養素を摂っていても、満足できる場合とそうじゃない場合があるんですよね。
これ、現代の栄養学では説明付かないんですが、じっくり考えてみると当然かもしれません。
超加工食品は調理されている油の質が違います。
さらに、調味料、保存料、着色料などの食品添加物が含まれています。
そのため、食べた後、体は栄養素の消化吸収だけではなく、不純物である化学物質の排毒や代謝などもしないといけないんですよね。
そう考えると、自然な食品よりも栄養素の吸収は遅くなるかもしれません。
さらに、調味料によって味覚が強い刺激を受けるので、その味をもっと欲しくなるってこともあるでしょう。
こういった結果をみると、「超加工食品は食欲を暴走させやすく太りやすくなる」と言えますよね。
加工肉はほぼ全て超加工食品になりますから、量を少なくしておく方が良いですね。
ハム、ソーセージに含まれる亜硝酸ナトリウムは発がん性物質
はい、次の理由に移ります。
それが、添加物による発がんリスクです。
こちらはウインナー、ハムの原材料表示例です。
豚肉、鶏肉、結着剤(澱粉)、食塩、砂糖、香辛料、大豆たん白、カゼインNa、リン酸塩(Na)、調味料(アミノ酸)、酸化防止剤(V.C)、保存料(ソルビン酸K)、発色剤(亜硝酸Na)、原材料の一部に乳を含む
こちらはロースハム。
豚ロース肉、食塩、砂糖、香辛料、リン酸塩(Na)、調味料(アミノ酸等)、酸化防止剤(V.C)、発色剤(亜硝酸Na)
ハム、ソーセージ、ウインナーなどの加工肉を日常的に食べることは、発がんリスクを高めるとWHO/国際がん研究機関(IARC)でも発表されています。
ちなみに、グレード1なので、リスクは高い方です。
ただ、このIARCの分類は日常生活の中で発がんリスクのあることすべてを掲載しているので、日射(日光を浴びること)や飲酒もグレード1に分類されています。
なので、そこまで神経質に禁止する必要はないと思いますが、それでも体のコトを考えると極力減らす方が良いでしょう。
先ほど、食品添加物が多く入っているという話もしましたが、その添加物の中でも特に注意したいモノがあります。
それが、亜硝酸ナトリウム。
これが加工肉を食べると発がんリスクが高くなる原因ですね。
ちなみに亜硝酸ナトリウムは、WHO/国際がん研究機関(IARC)の分類でグレード2になっています。
この亜硝酸ナトリウム、発色剤であり、ボツリヌス菌などの菌の繁殖を抑制する作用もあります。
ハムやソーセージってツヤツヤしていて美味しそうにみえるのは、亜硝酸ナトリウムのおかげなんですよね。
それは良いのですが、食べると肉の中に含まれるアミンという物質と結びついて、ニトロソアミンという発がん物質になります。
ということで、加工肉に含まれる発色剤、亜硝酸ナトリウムには注意しておきましょう。
味覚が強い刺激を求めるようになる
はい、3つ目の理由です。
それは、味覚が強い刺激を求めるようになってしまうことです。
これが、超加工食品を食べると間食が増える理由だと思います。
超加工食品の味は基本的に調味料(アミノ酸等)で味付けされていることが多いです。
これは、味の素と同じグルタミン酸ナトリウムが主成分なので、けっこう強い味付けなんです。
普段から食べていると気づかないんですが、久しく食べていないとその味の強さにビビります。
僕も一時的に加工食品を全撤廃していた時期があって、ハムやウインナーまったく食べずに過ごしてたんですが、焼いてるときのにおいがかなりキツく感じました。
人間の感覚って慣れていくんですよね。
なので、日常的に加工肉を食べているとその味付けに慣れてしまい、味覚がそれを求めてしまうようになります。
その結果、間食したくなって食べちゃう。
そして、太っちゃうというダイエッターが凹むパターンになります。
加工肉減らすのが良いですね。
サラダチキンの成分と使われてる添加物の注意点とは?
コンビニダイエッターが重宝しているサラダチキンですが、原材料を一度確認してみましょう。
こちらはセブンイレブンのサラダチキン。
名称:食肉製品(蒸し鶏)
原材料名:鶏むね肉、食塩、チキンスープパウダー(大豆を含む)、醸造酢、香辛料、たん白加水分解物(大豆を含む)、酒、ホエイパウダー(乳成分を含む)、卵白粉(卵を含む)、小麦粉、マルトデキストリン、酵母エキス、ぶどう糖、野菜パウダー/加工でん粉、塩化K、pH調整剤、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉)、ポリリン酸Na、グリシン、香料
赤字にしているのがちょっと注意しておいた方が良い調味料、添加物になります。
たん白加水分解物、酵母エキスは、食品なので添加物ではありません。
が、味覚刺激がかなり強いので、その味を求めてしまう傾向になっちゃいます。
加工でんぷんは製造方法が4種類ほどありますが、こういった大量生産で使われているものは最も加工度が高く、化学的に作られています。
これは、とろみを出したり、つなぎとして使われる安定剤、ゲル化剤、増粘剤として使われます。
ちなみに化学物質名にするとこんなのです。
- アセチル化アジピン酸架橋デンプン
- アセチル化酸化デンプン
- 酸化デンプン
- ヒドロキシプロピルデンプン
- ヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプン
表示では、加工でんぷんとして、まとめられていますね。
食への意識が高いEUでは、乳幼児向けの食品には合計使用量が5%以下の規制が設けられています。
日本でもベビーフード協会が使用可能の加工でんぷんを決めていて、合計5%以下の自主基準が設けられています。
子どもは体重が少なく、大人よりも摂取する量が増えると影響が強くなりやすいため、こういう規制が設けられてるんですよね。
まぁ、良い物ではないので、摂る量を少なくするのに越したことはありません。
肉は1週間分ほどまとめて調理がおすすめ
加工肉を買う理由って味の好み以外でいえば、簡単便利が一番ですよね。
袋破いて、焼けばオッケー。
電子レンジでもオッケーだし、ものの数秒~数分で調理完了です。
手軽で便利すぎるので、よく買う人も多いと思うんです。
スーパーで肉を買うと、切って焼いたり、煮込んだりしないといけないので確かに手間。
しかし、添加物なども減るので、体はより元気になるわけです。
なので、ダイエット中もぜひ調理して食べて欲しいと思います。
で、簡単な調理方法として、野菜を適当に切って一緒に煮込むスープがおススメです。
一回ぐつぐつと煮込んで大量に作っておけば、4,5日分は作れます。
僕もたまに作っています。
見た目は考えていませんが、味はいけます。
土日、どちらかでも煮込んでおけば、いそがしいウィークデイをもたせることもできると。
ということで、スープが良いのですが、このとき骨付き肉を買ってきて煮込むボーンブロススープが超おススメです。
煮込むと骨からも、うま味やたんぱく質が出ますから良いんですよね。
調理方法やその美味しいメリットなど別記事でまとめています。
合わせてどうぞ。
超加工食品についてはこちら。
フランスで行われた研究の驚愕の結果もまとめてます。
ダイエット中の加工肉を避ける理由のまとめ
まとめになります。
ダイエット中に加工肉を避けたい3つの理由はこちら。
- 無自覚に食欲が増えてしまう。
- 発がん性物質が含まれる。
- 味覚が強い刺激に慣れてしまう。
です。
また、発がん性物質や味覚に強い刺激を与える添加物なども多く含まれているので、量を減らして自然な食品を心がけるようにしましょう。
ボーンブロスとか、マジで美味いので試してみて下さい。
ブログの他の記事でも、ダイエットやアンチエイジングに役立つ内容を掲載しています。
トップページよりご確認ください。
また、もし興味があれば、あなたの理想をさらに早く実現するためにコーチングを取りいれてみませんか?
lineのチャットから教えてくださいね。
お気軽にご質問ください。
こちらからどうぞ。