お母さんの手料理が最強な理由、知っていますか?
最近、手作りで醤(ひしお)を作りました。
昔、うちでおばあちゃんが良く食べていて、僕も白いご飯に乗っけて食べるのが好きでした。
こないだ、岡山の瀬戸にある名刀味噌さんの醤(ひしお)を食べて醤(ひしお)熱が再燃。
インフルエンザのピークを超えるぐらいの醤熱に侵されて頭フラフラになりながら、出来上がった醤(ひしお)を美味しく食べました。
超うまい!
醤(ひしお)は一週間ぐらい混ぜて作るんですけど、やりながら、こういった味噌や醤、漬物なんかの手で混ぜて発酵させる食べ物は家庭で女の人がやると素晴らしいことに氣がつきました。
一家、特にこどもが健康で元氣になるのは、お母さんの手料理がマジでカギになります。
お母さんが手料理をよく作っていて、特に味噌やぬか漬けなどを自家製でしているお家では、例えば、こんなことが考えられます
- 腸内細菌が活性化して免疫力が高くなる
- 以心伝心、コミュニケーションがとりやすくなる
- 家族の結びつきが強くなり、お互いを氣遣えるようになる
お母さんの手料理が子どもの体を丈夫にして、精神を安定させるのには秘密があります。
今回はその秘密をお伝えしますので、最後まで読んでみてください。
料理に、一手間かけることが楽しくなって、おうちの子どももさらに元氣になっていくでしょう。
目次
なぜ、お母さんの手料理が体に良いのか?
いきなり結論から話します。
それは、僕ら人間が女性から産まれてくるからです。
もちろん、人間だけではなく、雌雄のある生物の中で男から産まれてきた人はいないでしょう。
数万年以上ある人類史の中で、みんながみんなお父さんからではなく、お母さんから産まれてきている。
これが、超ダイレクトな答えになります。
お父さんの精子とお母さんの卵子が出会って、受精卵ができて子宮に着床して、お母さんのお腹の中で細胞分裂が進み赤ちゃんの体ができてきます。
それは、まさにお母さんの分け身です。
栄養素をふんだんに含んだお母さんの血液が胎盤に流れて臍帯を通じて、受精卵を栄養していきます。
ただの卵のようだったモノが、魚のようになり、両生類のようになり、手や足の形ができて、ヒトの形になっていきます。
これは、新しく生まれる生命ではありますが、物質的にみればお母さんの体なんですね。
お腹の中にいる段階では、赤ちゃんはまだ新しい個体ではなく、お母さんの体の一部だと考えられます。
それが、子宮から出て来て、息をして産声を上げることで1つの新しい生命が誕生するという観方です。
詳しくはこちらの記事を。
僕らは兆を超える数の微生物と一緒に生きている
ここで、知っておきたいことは、僕ら人間は常に1人で生きているのではないってことです。
お仕事ができる会社があって同僚やお客さんがいてとか、ご飯を出してくれるお母さんがいてとか、そういった人間関係の話ではなくて、もっと物質的な話です。
僕らは目に見えない微生物、菌たちと一緒に生きているんですね。
例えば、腸の中にはとんでもない数の微生物がいて、その数は100兆~1,000兆とも言われています。
その腸内細菌が体の免疫の大部分を担っていることはよく知られていますよね。
腸内細菌の5つのはたらき
以下、wikipediaから引用した腸内細菌の5つの働きです。
ヒトの場合、腸内細菌には主に5つの働きがある
- 病原体の侵入を防ぎ排除する。
- 食物繊維を消化し短鎖脂肪酸を産生する。
- ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンK、葉酸、パントテン酸、ビオチンなどのビタミン類の生成をする。
- ドーパミンやセロトニンを合成する。
- 腸内細菌と腸粘膜細胞とで免疫力の約70%を作りだしている。
赤ちゃんが産まれてきたとき、まだこのような腸内細菌はいなくて、赤ちゃんの腸は無菌状態だそうです。
しかし、その後が大事なんです。
赤ちゃんは産まれてきて、お母さんのおっぱいを飲んで大きくなりますよね。
母乳はお母さんの血液が原材料なので、お母さんの体の情報をインストールしていることにもなります。
この体の情報というのが、お母さんの体内外に住んでいる常在菌になり、腸内細菌の情報でもあるんです。
赤ちゃんは、母乳を飲むことによって、腸内細菌叢を発育、発達させていきます。
母乳を飲むことで、腸内細菌の種類が豊かになり、そして数も増えていくので、粉ミルクを飲んで育った赤ちゃんよりも、母乳を飲んで育った赤ちゃんの方が生得的な免疫機能が高くなるんですね。
だから、母乳を出すお母さんの体の状態もかなり重要になってきます。
また、これは、親子のコミュニケーションにもおそらく関わってくるはずです。
子どもはお母さんと菌を共有している
お母さんの手料理が子どもを元氣にする根本的理由は2つです。
1つ目は、僕らの誰もがお母さんの体から出来上がっている、ということ。2つ目は母乳を飲んで育っていれば、腸内細菌も母系だということです。
母乳でなくてミルクで育ったとしても、産まれてくるときに膣の細菌叢を通って生まれてきますし、帝王切開だとしても赤ちゃんの時に最も皮膚の接触時間が長いのはお母さんだと思います。
結局のところ、僕らの常在菌は全て母方由来、母系なわけです。
これによって、本質的な意味合いで、お母さんの手料理を超えて、子どもを元氣にする料理は存在しないことになります。
もちろん、お母さんが、フライドポテトばっかり手料理でしていたらダメな話で、同じメニューで同じ調味料だとするなら、お母さんの手料理を超えて体を元氣にするものはありません。
子どもの抱っこ充電はお母さんじゃないとダメ?
ここで、1つ分かりやすい例をお話します。
お子さんがいる方は分かると思うんですけど、子どもが小さいとき、抱っこされたがるのはお父さんよりもお母さんなんですよね。
うちの息子も4歳5歳になって、戦いごっことかが好きになり、僕と遊ぶ時間も増えてきたころがありました。
仲良く?戦いごっこしたり、日中良く遊んだりしていたんですけど、疲れているときや寝る前は必ずうちの奥さん(彼のお母さん)に抱っこされたがってました。
で、僕が抱っこしようとしたら、足で蹴られまくり。
力も強くなってきてたので、ただ痛かったです。
これは、結局のところ、子どもとお母さんの結びつきになります。
皮膚の表面に入る常在菌も、腸内細菌の状態によって変わってきます。皮膚と腸は表と裏の関係で一体なんですよね。
だから、肌がきれいな人は腸がきれいと言われまし、ガチでそうだと思います。
そのため、子どもの皮膚にいる菌は、お父さんの皮膚にいる菌よりも、お母さんの皮膚にいる菌の方が似ていることでしょう。
結局、母系なわけです。
だから、子どもたちはお母さんに抱っこされることで、お母さんの皮膚の表在菌と自分の菌を合わせてチューニングしているってことになります。
チューニングというのは、ノイズ(乱雑性)を減らして、波を整える行為です。
氣持ちが落ち着くわけですね。
スキンシップ自体も大切なので、お父さんも大いに子どもを抱きしめれば良いんですが、お父さんの抱っことお母さんの抱っこでは、意味も重要性も違うんですね。
母の手で作られた味噌や漬物は最強の免疫増強食品
お母さんの手料理、というと何が思いつきますか?
「おむすび」とかもイメージ湧きそうです。
お米を握るお母さんの手には常在菌がいるわけで、それを子どもが食べることで、腸内の細菌にも何か影響を与えている可能性もあります。
また、味噌なんかは手でよく混ぜて、発酵させます。
だから、お母さんがしっかり混ぜて発酵させた味噌というのは、腸内細菌をさらに活性化させて免疫力もグングン高まりそうな氣がしますよね。
毎日、お母さんの手でかき混ぜられたぬか床で漬けられたお漬物なんかも最強でしょう。
子どもが大きくなって、小学校高学年ぐらいになると、なかなか抱っこもできなくなるし、友人との付き合いが増えて手をかけられなくなります。
寂しい思いもするお母さんがいるかもしれませんが、そんなときは、手作りの味噌や漬物を作って、食べさせてあげると良いですね。
菌同士が情報を伝達しあうので、無意識に仲良くなってコミュニケーションが弾むようになるはずです。
あと、手作りの食べ物はお父さんが作ったとしても生命情報が無くて、添加物や化学物質の多い加工食品とは雲泥の違いです。
自然な原材料と、自然な製造方法でできる自然な食べ物は僕らのエネルギーを高めてくれます。
美味しいご飯をいただきましょう。
醤(ひしお)が白ご飯に超あいます、美味し!
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この夏も元氣に楽しんでいきましょう。
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